正解は エ
SNMP(Simple Network Management Protocol)は、ネットワーク機器を監視・管理するためのプロトコルで、管理する側のマネージャと、管理される機器側のエージェントの間でやり取りされます。SNMPでは、操作の種類ごとにPDU(Protocol Data Unit、プロトコルデータ単位)が定められています。通常、マネージャがエージェントへ情報を取得・設定する要求を出しますが、エージェントの側で異常や特定の事象(しきい値超過、機器の起動・停止など)が発生したときに、エージェントが自発的にマネージャへ通知するための仕組みがTrap(トラップ)です。SNMPv3(やSNMPv2c)では、この自発的通知に SNMPv2-Trap-PDU が使われます。選択肢dの SNMPv2-Trap-PDU が、事象の発生をエージェントが自発的にマネージャに知らせるためのPDUとして正しく、正解です。他の選択肢を確認すると、GetRequest-PDUはマネージャがエージェントから値を取得する要求、SetRequest-PDUはマネージャがエージェントに値を設定する要求、Response-PDUはエージェントが要求に対して返す応答であり、いずれもエージェントが自発的に事象を通知するものではありません。各PDUの送信方向と役割を整理しておきましょう。
SNMPでエージェントが自発的に事象をマネージャへ通知=Trap(SNMPv2-Trap-PDU)。マネージャ発の要求はGetRequest(取得)・SetRequest(設定)、その応答がResponse。PDUの送信方向(誰が誰へ)と役割で判別する。