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正解は ウ

解説

PPPoE(PPP over Ethernet)は、本来はシリアル回線(電話回線など、1対1の接続)で使われるPPP(Point-to-Point Protocol)の機能を、Ethernet(LAN)上で実現するためのプロトコルです。PPPは、2点間でデータリンクのコネクションを確立し、利用者認証(PAP/CHAP)やIPアドレスの割り当て、データ転送を行う仕組みをもちます。PPPoEは、このPPPのフレームをEthernetフレームで包んで伝送することで、Ethernet(LAN)という本来は多対多の共有媒体の上で、PPPと同じ1対1のコネクション確立・認証・データ転送を実現します。ADSLや光回線(FTTH)でのインターネット接続において、利用者認証付きの接続を行う用途で広く使われてきました。選択肢cのPPPoEが正解です。他の選択肢を確認すると、MPLSはラベルを用いた高速転送技術、PPP自体はシリアル回線用のプロトコル(LAN上で実現するものではない)、PPTPはVPNを構築するためのトンネリングプロトコルであり、いずれもPPPoEとは異なります。「シリアル回線のPPPをLAN(Ethernet)上で実現する」という点がPPPoEの特徴です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
MPLS(Multi-Protocol Label Switching)は、パケットにラベルを付けて、そのラベルに基づいて高速にパケットを転送する技術です。経路制御や高速転送を実現する技術であり、シリアル回線のPPPをEthernet上で実現するPPPoEとは目的が異なります。パケットにラベルを付けてそのラベルに基づき高速にパケットを転送するMPLSの説明であり、シリアル回線のPPPをEthernet上で実現するPPPoEとは目的が異なります。
選択肢 イ
PPP(Point-to-Point Protocol)は、シリアル回線などの1対1の接続でコネクション確立・認証・データ転送を行うプロトコルそのものです。本問は「シリアル回線のものと同じ機能をLAN上で実現するプロトコル」を問うており、PPPをEthernet上で実現するPPPoEが正解で、PPP自体ではありません。
選択肢 エ
PPTP(Point-to-Point Tunneling Protocol)は、PPPのフレームをIPネットワーク上でトンネリングしてVPNを構築するためのプロトコルです。VPNのためのトンネリング技術であり、PPPをEthernet(LAN)上で実現するPPPoEとは目的が異なります。PPPのフレームをIPネットワーク上でトンネリングしてVPNを構築するPPTPの説明であり、PPPをEthernet(LAN)上で実現するPPPoEとは目的が異なります。

解くときのポイント

PPPoE=シリアル回線用のPPP(コネクション確立・認証・データ転送)をEthernet(LAN)上で実現するプロトコル。ADSL/光回線の認証付き接続に利用。MPLS(ラベル転送)、PPTP(VPNトンネリング)と区別する。