正解は ア
IPv4ネットワークでは、IPパケットが、通過する経路上のネットワークが許容する最大転送単位(MTU)よりも大きい場合に、複数の小さなパケットに分割(フラグメンテーション)されて転送されます。重要なのは、分割と再構築(再組立て)が行われる場所の違いです。分割(フラグメンテーション)は、送信元のホストだけでなく、経路の途中にあるルータでも、そのルータの先のリンクのMTUに合わせて行われることがあります。一方、分割されたパケットを元のパケットに戻す再構築(再組立て)は、最終的な宛先のホストでのみ行われます。途中のルータは、各フラグメントをそれぞれ独立に転送するだけで、再構築は行いません(経路が異なる場合もあるため)。選択肢aの「IPパケットの再構築処理は宛先のホストで行われる」が、正しい記述であり正解です。他の選択肢は、再構築を中継ルータで行う(誤り、再構築は宛先のみ)、分割を送信元ホストだけで行う(誤り、ルータでも分割される)、分割を中継ルータだけで行う(誤り、送信元でも分割される)といった、分割・再構築の場所を取り違えた記述です。「分割は送信元・ルータの両方、再構築は宛先ホストのみ」という原則を押さえましょう。
IPv4のフラグメンテーション:分割は送信元ホストでも経路途中のルータでも行われる。再構築(再組立て)は最終的な宛先ホストでのみ行われる(途中ルータは再構築しない)。分割と再構築の『場所』を取り違えない。