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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

IPv4ネットワークでは、IPパケットが、通過する経路上のネットワークが許容する最大転送単位(MTU)よりも大きい場合に、複数の小さなパケットに分割(フラグメンテーション)されて転送されます。重要なのは、分割と再構築(再組立て)が行われる場所の違いです。分割(フラグメンテーション)は、送信元のホストだけでなく、経路の途中にあるルータでも、そのルータの先のリンクのMTUに合わせて行われることがあります。一方、分割されたパケットを元のパケットに戻す再構築(再組立て)は、最終的な宛先のホストでのみ行われます。途中のルータは、各フラグメントをそれぞれ独立に転送するだけで、再構築は行いません(経路が異なる場合もあるため)。選択肢aの「IPパケットの再構築処理は宛先のホストで行われる」が、正しい記述であり正解です。他の選択肢は、再構築を中継ルータで行う(誤り、再構築は宛先のみ)、分割を送信元ホストだけで行う(誤り、ルータでも分割される)、分割を中継ルータだけで行う(誤り、送信元でも分割される)といった、分割・再構築の場所を取り違えた記述です。「分割は送信元・ルータの両方、再構築は宛先ホストのみ」という原則を押さえましょう。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
「IPパケットの再構築処理は中継するルータで行われる」は誤りです。分割されたパケットの再構築(再組立て)は、最終的な宛先のホストでのみ行われます。中継ルータは各フラグメントを独立に転送するだけで、再構築は行いません。分割されたパケットの再構築(再組立て)は最終的な宛先のホストでのみ行われ、中継ルータは各フラグメントを独立に転送するだけで再構築は行わないため、この記述は誤りです。
選択肢 ウ
「IPパケットの分割処理は送信元のホストだけで行われる」は誤りです。分割(フラグメンテーション)は送信元ホストだけでなく、経路途中のルータでも、そのルータの先のリンクのMTUに合わせて行われることがあります。送信元だけに限定されません。分割は送信元ホストだけでなく、経路途中のルータでもその先のリンクのMTUに合わせて行われることがあり、送信元だけに限定されるわけではないため、この記述は誤りです。
選択肢 エ
「IPパケットの分割処理は中継するルータだけで行われる」は誤りです。分割は中継ルータだけでなく、送信元ホストでも(送り出すリンクのMTUに合わせて)行われます。中継ルータだけに限定されるわけではありません。分割は中継ルータだけでなく送信元ホストでも、送り出すリンクのMTUに合わせて行われるため、中継ルータだけに限定されるわけではなく、この記述は誤りです。

解くときのポイント

IPv4のフラグメンテーション:分割は送信元ホストでも経路途中のルータでも行われる。再構築(再組立て)は最終的な宛先ホストでのみ行われる(途中ルータは再構築しない)。分割と再構築の『場所』を取り違えない。