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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ウ

解説

TCP(Transmission Control Protocol)は、OSI基本参照モデルのトランスポート層(第4層)に位置する、信頼性のあるデータ転送を提供するコネクション型のプロトコルです。TCPの主な特徴として、データを順序付けるシーケンス番号をもち、受信側が正しく受け取ったことを確認応答(ACK)で知らせ、確認応答が一定時間返ってこない場合は、そのデータを再送することでデータの欠落を回復します。また、ウィンドウ制御によって、まとめて送れるデータ量(バイト単位)を調整し、効率的かつ輻輳を避けた転送を行います。選択肢cの「確認応答がない場合は再送処理によってデータ回復を行う」が、TCPの信頼性確保の仕組みとして正しく、正解です。他の選択肢を確認すると、TCPはネットワーク層ではなくトランスポート層の機能であり(選択肢aは誤り)、ウィンドウ制御の単位はビットではなくバイトであり(選択肢bは誤り)、TCPはシーケンス番号をもち受信側で順序を正しく並べ替えるため、受信した順番のまま処理するわけではありません(選択肢dは誤り)。TCPの3大特徴である「順序制御(シーケンス番号)・確認応答と再送・ウィンドウによるフロー制御」を押さえておきましょう。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「OSI基本参照モデルのネットワーク層の機能である」は誤りです。TCPはトランスポート層(第4層)のプロトコルです。ネットワーク層(第3層)の代表的なプロトコルはIPであり、TCPの層を取り違えています。TCPはトランスポート層(第4層)のプロトコルです。ネットワーク層(第3層)の代表的なプロトコルはIPであり、TCPの位置する層を取り違えているため誤りです。
選択肢 イ
「ウィンドウ制御の単位は、バイトではなくビットである」は誤りです。TCPのウィンドウ制御(送信できるデータ量の調整)の単位はバイトです。ビットではなくバイト単位でウィンドウサイズが管理されるため、この記述は誤りです。TCPのウィンドウ制御(送信できるデータ量の調整)の単位はバイトです。ビットではなくバイト単位でウィンドウサイズが管理されるため、この記述は誤りです。
選択肢 エ
「データの順序番号をもたないので、データは受信した順番のままで処理する」は誤りです。TCPはシーケンス番号(順序番号)をもち、受信側はそれを使ってデータを正しい順序に並べ替えてから処理します。順序番号をもたないという記述は誤りです。TCPはシーケンス番号(順序番号)をもち、受信側はそれを使ってデータを正しい順序に並べ替えてから処理するため、順序番号をもたないというこの記述は誤りです。

解くときのポイント

TCP=トランスポート層(第4層)のコネクション型・信頼性のあるプロトコル。シーケンス番号で順序制御、確認応答(ACK)がなければ再送、ウィンドウ制御の単位はバイト。ネットワーク層のIPやUDP(コネクションレス)と区別する。