ITパスポートとはどんな試験か
ITパスポート試験は、情報処理技術者試験の中で最も入門的な位置づけの国家試験です。「ストラテジ系(経営戦略・法務・会計)」「マネジメント系(プロジェクト管理・サービスマネジメント)」「テクノロジ系(コンピュータ科学・ネットワーク・セキュリティ)」の3分野から出題されます。IT職種に限らず、あらゆる職種のビジネスパーソンが対象です。
CBT(Computer Based Testing)方式を採用しているため、全国のテストセンターで好きな日時に受験できます。四肢択一式100問を120分で解き、1000点満点で総合600点以上かつ各分野300点以上が合格条件です。3分野のどれかを切り捨てると各分野300点の足切りに引っかかります。得意分野だけ伸ばしても合格できない試験です。
2023年度の受験者数は約65万人と、IT国家試験の中で最大です。受験者はIT職種に限らず、営業・事務などの一般職や学生にも広がっています。
学習プランと勉強のステップ
IT未経験の社会人・学生
100〜150時間
毎日1〜2時間で約2〜3ヶ月
IT関連の知識・経験がある方
50〜80時間
1〜2ヶ月で合格ラインへ
参考書で全体像をつかむ(2〜3週間)
ストラテジ・マネジメント・テクノロジの3分野を扱う参考書を1冊通読します。この段階の目的は暗記ではなく「どんな分野が出るか」の把握なので、わからない用語は飛ばして構いません。
過去問演習で弱点を発見する(4〜6週間)
毎年の出題の多くは過去問と同じテーマの問い直しなので、演習は過去問から始めます。問いパスではITパスポートの過去問5年分を無料で解くことができます。解説では「なぜその選択肢が間違いなのか」を選択肢ごとに説明しているため、答えを覚えるのではなく理由ごと理解できます。間違えた問題は翌日・3日後・1週間後と繰り返し解くと定着率が上がります。
ITパスポートの過去問を解く→暗記カードでIT用語を定着させる
ITパスポートには「AIとは」「クラウドとは」など用語の定義を問う問題が多く出題されます。問いパスの暗記カード機能では、エビングハウスの忘却曲線に基づく間隔反復(SRS)で用語を記憶できます。通勤などの隙間時間にスマホで回すだけで、復習が続きます。
暗記カードで用語を覚える→直前1週間で弱点を集中補強する
試験1週間前は新しい分野に手を広げず、苦手な分野に絞って過去問を繰り返します。ダッシュボードの弱点マップを使うと、正解率の低い分野を重点的に復習できます。前日は新しい分野に手を出さず、解いた過去問の見直しにとどめます。
過去問中心の学習が有効な理由
毎年出題される問題の多くは、過去問と同じテーマを角度を変えて問い直したものです。IPA公式サイトにも過去問は掲載されていますが、選択肢に解説がないため「なぜ間違いか」が分からないまま終わりがちです。問いパスでは全選択肢に「なぜ違うのか」を解説しており、1問解くたびに知識が積み上がります。直近5年分(約500問)を2周すると、初見の問題でも正解を絞り込みやすくなります。
おすすめ参考書

栢木先生のITパスポート教室
栢木 厚|技術評論社
会話形式でわかりやすく解説した定番書。図解豊富でIT未経験者でも読みやすく、独学合格者に最も支持されている1冊です。毎年最新シラバスに対応した改訂版が出ています。
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