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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は エ

解説

トレーサビリティ(Traceability)はシステム開発における重要な品質概念で、「利害関係者の要求から成果物まで、および成果物間の相互関係を追跡できること」を指します。例えば「顧客要求→システム要件→設計→テストケース」の各段階で「なぜこの要件があるか(根拠)」「この要件がどこに反映されているか(派生先)」が文書化されており、変更が生じた場合に影響範囲を特定して品質を検証できる状態です。選択肢 d の「利害関係者の要求の根拠と成果物の相互関係が文書化されており、仕様変更を品質に立ち返って検証できる」がトレーサビリティの正確な説明です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「移行・運用マニュアルが完了し利用者が確認できる」はドキュメントの整備状況の説明です。トレーサビリティは要求と設計・テストの追跡可能性であり、運用マニュアルの完成度とは異なります。
選択肢 イ
「調達先が選定・契約され変更困難」はベンダーロックインや調達管理の説明です。トレーサビリティとは無関係です。
選択肢 ウ
「モジュールの相互依存関係が確定し個別変更不可」はアーキテクチャ設計の凍結状態の説明です。変更の追跡可能性(トレーサビリティ)ではなく、変更の禁止を述べており概念が異なります。

解くときのポイント

トレーサビリティ=「要求←→設計←→テストの双方向追跡」。前向き(Forward):要求がどの設計・テストに反映されているか。後ろ向き(Backward):設計・テストがどの要求から来ているか。変更影響分析・品質検証・スコープ管理に活用される重要概念。