この概念が出た関連問題
平成31年春期 問19
アローダイアグラムクリティカルパス図のアローダイアグラムから読み取れることとして,適切なものはどれか。ここで,プロジェクトの開始日を1日目とする。 (点線の矢印はダミー作業。…
令和3年春期 問19
クリティカルパスアローダイアグラムプロジェクトのスケジュールを短縮したい。当初の計画は図1のとおりである。作業Eを作業E1、E2、E3に分けて、図2のとおりに計画を変更すると…
令和5年秋期 問19
クリティカルパスPERTプロジェクトのスケジュールを短縮したい。当初の計画は図1のとおりである。作業Eを作業E1, E2, E3に分けて、図2のとおりに計画を変更す…
正解は ウ
アローダイアグラムにおいて、作業Dの所要日数短縮が全体工期にどれだけ影響するかを求める問題です。まず各最早結合点時刻を計算します。所要日数はA=5,B=3,C=5,D=10,E=5,F=12,G=3,H=6で、Dは「Cの後続結合点」から「Bの後続結合点」へ向かう作業です。開始0からたどると、Aの先=5、Cの先=10、その先のB合流点は max(B経由5+3=8、D経由10+10=20)=20、Eの先=25、Fの先は max(F経由10+12=22、ダミー経由25+0=25)=25、終点は max(G経由25+3=28、H経由25+6=31)=31。よって短縮前の全体所要日数は31日で、クリティカルパスはC→D→E→(ダミー)→H を通ります。次にDを10日から6日へ4日短縮して再計算すると、B合流点が max(8、10+6=16)=16、Eの先=21、Fの先は max(22、21)=22、終点は max(21+3=24、22+6=28)=28となり、全体は28日になります。したがって短縮できる日数は 31−28 = 3日であり、選択肢cが正解です。Dの4日短縮がそのまま4日の短縮にならない(3日にとどまる)のは、短縮の結果クリティカルパスが別経路に移るためです。
アローダイアグラムの短縮問題は、短縮前後で最早結合点時刻を計算し全体工期の差を求める。作業の短縮量=工期の短縮量とは限らず、短縮の結果クリティカルパスが別経路に移ると短縮効果が頭打ちになる点に注意。