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正解は ア

解説

プログラムマネジメントは、個々のプロジェクトを単独で管理するのではなく、複数の関連するプロジェクトを束ねた「プログラム」として統合的に管理し、それらの連携・相乗効果を通じて、単独では得られない便益(ベネフィット)を生み出して組織の戦略目標の達成を図るマネジメント手法です。選択肢aは「活動全体を複数のプロジェクトの結合体と捉え、複数のプロジェクトの連携、統合、相互作用を通じて価値を高め、組織全体の戦略の実現を図る」とあり、プログラムマネジメントの定義そのものなので正解です。プロジェクトマネジメントが個別プロジェクトのQCD(品質・コスト・納期)の達成に焦点を当てるのに対し、プログラムマネジメントは複数のプロジェクト群を俯瞰し、それらを束ねて戦略的な便益を最大化する、より上位のマネジメント階層に位置づけられます。さらに上位には、組織のあらゆるプロジェクトやプログラムへの投資配分を最適化するポートフォリオマネジメントがあり、「プロジェクト→プログラム→ポートフォリオ」という管理対象の広がりを整理しておくと理解しやすくなります。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
「個々のプロジェクトを細分化して、必要な技術や経営資源を明確化する」は、個別プロジェクト内での計画策定(WBSによる作業分解など)に近い説明です。複数のプロジェクトを統合して相乗効果と戦略的便益を生み出すプログラムマネジメントの考え方とは、扱う対象の粒度(単一か複数か)が異なります。単一プロジェクト内の計画策定に近い説明であり、複数プロジェクトを統合して相乗効果と戦略的便益を生むプログラムマネジメントとは粒度が異なります。
選択肢 ウ
「使用するプログラム言語や開発手法を早期に検討して開発リスクを低減し、投資効果を最大化する」は、個別の開発プロジェクトにおける技術選定やリスク管理の話です。複数プロジェクト群を戦略目標に向けて統合管理し便益を最大化するプログラムマネジメントの本質とは、視点の高さが異なります。個別の開発プロジェクトにおける技術選定の話であり、プロジェクト群を戦略目標に向けて統合管理するプログラムマネジメントとは視点の高さが異なります。
選択肢 エ
「リスクを最小化するように支援する専門組織を設けて、組織全体のプロジェクトマネジメント能力と品質を向上する」はPMO(Project Management Office)の役割の説明です。マネジメントの支援や標準化を担う組織であり、複数の関連プロジェクトを束ねて便益を生み出すプログラムマネジメントそのものとは役割が異なります。

解くときのポイント

プログラムマネジメント=複数の関連プロジェクトを統合し連携・相乗効果で戦略的便益を最大化する上位管理。対比:プロジェクトマネジメント(個別のQCD達成)、PMO(管理の支援・標準化組織)、ポートフォリオ(投資配分)。