この概念が出た関連問題

この試験の対策ガイド

基本情報技術者試験 対策ガイド

合格率・勉強法・参考書の選び方をまとめています

見る →
答えと解説を見る(先に解くのがおすすめ)

正解は イ

解説

経営戦略用語のコアコンピタンスを問う問題です。コアコンピタンス(core competence)とは、競合他社には真似のできない、その企業独自の中核的な強み・能力を指します。複数の事業や製品に応用でき、顧客に価値をもたらし、競争優位の源泉となる、自社に深く根ざした技術やスキルがこれに当たります。イの「競争優位の源泉となる、他社にはない優れた自社独自のスキルや技術などの強み」がまさにコアコンピタンスの定義であり、正解です。例えば、ある企業の卓越した精密加工技術や独自のブランド構築力などが、コアコンピタンスとして事業展開の基盤になります。経営戦略の用語問題では、似た文脈の用語を区別することが求められます。他の選択肢は、経営資源管理、BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)、ベンチマーキングといった別の概念の説明であり、「他社にない自社独自の中核的な強み」というコアコンピタンス固有のキーワードで識別するのが確実です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
企業全体の経営資源の配分を有効かつ統合的に管理し、経営の効率向上を図ることは、ERP(企業資源計画)や経営資源管理の考え方の説明です。ヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源を全社的に最適配分し、経営の効率を高めることを扱うものであり、他社には真似できない自社独自の中核的な強みそのものを指すコアコンピタンスとは、概念のレベルが異なります。
選択肢 ウ
業務プロセスを根本的に考え直し、抜本的にデザインし直すことで、コスト・品質・サービス・スピードを劇的に改善することは、BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)の説明です。既存の業務プロセスを抜本的に考え直して再設計する経営変革の手法であり、企業が元来もっている他社にない独自の強みそのものを指すコアコンピタンスとは、手法か強みかという点で概念のレベルが明確に異なります。
選択肢 エ
最強の競合相手又は先進企業と比較して、製品・サービス・オペレーションなどを定性的・定量的に把握することは、ベンチマーキングの説明です。外部の優良事例と比較して自社の改善点を見つける手法であり、自社独自の中核的な強みそのものを指すコアコンピタンスとは異なります。比較分析の手法か、強みそのものかという違いです。

解くときのポイント

コアコンピタンス=他社に真似できない自社独自の中核的な強み(競争優位の源泉)。ERP(経営資源管理)、BPR(業務の抜本的再設計)、ベンチマーキング(比較分析)と区別。