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正解は エ

解説

非機能要件の意味を問う問題です。システムの要件は、システムが提供すべき機能を定める「機能要件」と、機能以外の品質・性能などの特性を定める「非機能要件」に大別されます。非機能要件は、「何ができるか」ではなく「どのように動くか・どんな品質か」を規定するもので、可用性(止まらない度合い)、性能・応答速度、拡張性、運用性、保守性、移行性、セキュリティなどが含まれます。エの「システム基盤に関わる可用性、性能、拡張性、運用性、保守性、移行性などの項目」が、まさに非機能要件の代表的な項目であり、正解です。これらはシステムが正しく機能することに加えて、安定して快適に使い続けられるために必要な品質特性です。他の選択肢は、業務要件(業務の在り方・手順)、機能要件(アプリケーションの機能・情報の流れ)、経営上の要求(システム化の目的・目標)といった別の要件であり、「品質・性能などの特性=非機能要件」というキーワードで識別できます。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
新しい業務の在り方や運用に関わる業務手順、入出力情報、組織、責任、権限、業務上の制約などの項目は、業務要件(業務要件定義)の説明です。システムをどう作るかを検討する前段階として、新しい業務をどのような手順・体制で行うかを定めるものであり、システム基盤の品質特性を定める非機能要件とは、そもそも対象とする層が異なる上流の要件です。
選択肢 イ
新しい業務の遂行に必要なアプリケーションシステムに関わる利用者の作業、システム機能の実現範囲、機能間の情報の流れなどの項目は、機能要件の説明です。システムが「何をするか」という機能そのものを定めるものであり、「どのように動くか」という品質・性能を定める非機能要件とは対をなす概念です。機能要件と非機能要件の区別がポイントです。
選択肢 ウ
経営戦略や情報戦略に関わる経営上のニーズ、システム化を必要とする業務上の課題、求められる成果・目標などの項目は、システム化の目的やシステム化計画に関わる上流の要求(経営要件・システム化の方針)の説明です。個々のシステムの品質特性を定める非機能要件よりも上位の、なぜシステムを作るのかという目的レベルの内容です。

解くときのポイント

非機能要件=機能以外の品質・性能特性(可用性・性能・拡張性・運用性・保守性・移行性・セキュリティ)。機能要件(何をするか)、業務要件(業務の在り方)と区別。「どう動くか・どんな品質か」が非機能。