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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

前方秘匿性(Forward Secrecy、FS)またはPerfect Forward Secrecy(PFS)は、鍵交換に使用した長期秘密鍵(例:TLSサーバの秘密鍵)が将来漏洩しても、それ以前に暗号化された通信内容を解読できないという性質です。通常のRSAを使った鍵交換では、秘密鍵が漏洩すると過去に傍受して保存していたすべての通信を復号できてしまいます。前方秘匿性を実現するには、セッションごとに一時的な鍵(エフェメラル鍵)を生成するDHE(Ephemeral Diffie-Hellman)やECDHE(Elliptic Curve DHE)などの鍵交換方式を使います。セッション終了後に一時鍵を破棄することで、長期鍵が漏洩しても過去の通信は守られます。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
ブロックチェーンで改ざんできないという性質は不変性(Immutability)または改ざん耐性と呼ばれます。前方秘匿性はTLSなどの暗号通信プロトコルにおける鍵管理の性質であり、ブロックチェーンとは無関係です。
選択肢 ウ
対となる2つの鍵の片方で暗号化したデータはもう片方でのみ復号できるという性質は公開鍵暗号(非対称暗号)の基本的な性質です。RSA等の公開鍵暗号アルゴリズムの特性であり、前方秘匿性とは異なる概念です。
選択肢 エ
ハッシュ値から元データを推測できないという性質は一方向性(Preimage Resistance)と呼ばれ、ハッシュ関数の重要な特性です。前方秘匿性は鍵が漏洩したときの過去の通信の安全性に関する概念であり、ハッシュ関数の性質とは別です。

解くときのポイント

前方秘匿性(PFS):長期鍵が漏れても過去の通信は解読不可。DHE/ECDHEのエフェメラル鍵が実現手段。