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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は イ

解説

デジタル証明書(公開鍵証明書)はTLSやS/MIMEで広く使われており、ITU-T X.509で規格化されています。TLSにおけるデジタル証明書の主な用途は「鍵交換」と「通信相手の認証」の2点です。具体的には、サーバ証明書を使ってサーバの正当性を確認し(なりすまし防止)、その中に含まれる公開鍵を使って対称鍵の交換(鍵合意)を行います。認証局(CA)がデジタル証明書を発行する際は「申請者の公開鍵」にCAが秘密鍵でデジタル署名します(秘密鍵ではなく公開鍵が証明対象)。また、ルート認証局は下位認証局の証明書を発行する際に「ルートCAの秘密鍵」で署名します。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「X.400で標準化されている」は誤りです。X.400はメッセージング(電子メール)の規格です。デジタル証明書の規格はITU-T X.509です。混同しやすい番号ですが「証明書=X.509」と覚えてください。
選択肢 ウ
「申請者の秘密鍵に署名する」は誤りです。デジタル証明書は「申請者の公開鍵」に認証局が署名したものです。秘密鍵はあくまで申請者が秘密に保持するものであり、CAに送ることはありません。
選択肢 エ
「ルート認証局の公開鍵で署名する」は誤りです。デジタル署名には秘密鍵を使います。ルートCAは自身の秘密鍵で下位CAの証明書に署名します(検証には公開鍵を使う)。

解くときのポイント

デジタル証明書の3つのポイント:①規格=X.509(X.400ではない)②証明するのは「公開鍵」(秘密鍵ではない)③署名には秘密鍵を使う(検証には公開鍵)。TLSでの用途=鍵交換+サーバ認証。