この概念が出た関連問題

この試験の対策ガイド

情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

合格率・勉強法・参考書の選び方をまとめています

見る →
答えと解説を見る(先に解くのがおすすめ)

正解は ウ

解説

TLS(Transport Layer Security)は広く使われる暗号通信プロトコルで、様々な特徴を持ちます。TLSのデジタル証明書はX.509形式で、サーバ証明書やクライアント証明書(個人認証用)があります。個人認証用デジタル証明書はICカード(スマートカード)に格納することができ、そのICカードを使ってどのPCからでもTLS認証が可能です。特定のPCに限定する必要はなく、ICカードリーダーがあればどのPCでも利用できます。これがTLSにおける個人認証の柔軟性の一つです。証明書にはIPアドレスではなくFQDN(完全修飾ドメイン名)が含まれており、IPアドレス変更時に証明書の再取得は不要です(ドメイン名が変わらなければ)。共通鍵の長さは現在128ビット以上が標準です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
デジタル証明書にIPアドレスを組み込むことは可能ですが、必須ではありません。証明書には主にFQDN(ホスト名・ドメイン名)が使われます。IPアドレスを含める場合(SANのIPアドレスフィールド)もありますが、IPアドレス変更時に再取得が必要なのはIPアドレスを証明書に含めている場合のみです。「必須」という記述が誤りです。
選択肢 イ
現代のTLS実装では共通鍵(セッション鍵)の長さは128ビット以上(AES-128やAES-256等)が使われます。「128ビット未満」という記述は誤りです。TLS 1.3では弱い暗号スイートが廃止され、適切な鍵長が保証されています。
選択肢 エ
TLSはWebサーバと特定の利用者が通信するための専用プロトコルではなく、HTTPS、SMTPS、IMAPS、FTPS等の様々な通信で使われる汎用のトランスポート層セキュリティプロトコルです。また事前の利用者登録(ユーザ登録)はTLSの要件ではなく、認証方式は証明書認証、パスワード認証等多様です。

解くときのポイント

TLS個人証明書はICカードに格納可能→特定PCに縛られない。証明書はIPでなくFQDN主体。鍵長は128ビット以上が現代標準。