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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は エ

解説

PKI(Public Key Infrastructure:公開鍵基盤)を構成する主要機関の役割は4種類に分かれる。CA(Certification Authority:認証局)はデジタル証明書に認証局の秘密鍵でデジタル署名を付与して発行する機関。RA(Registration Authority:登録局)は証明書発行申請者の本人確認(身元審査)を行い、申請を承認または却下する機関で、実際の証明書発行はCA が行う。VA(Validation Authority:検証局)は証明書の有効性確認サービスを提供し、CRL(証明書失効リスト)の管理やOCSP(Online Certificate Status Protocol)レスポンダとしての機能を持つ。AA(Attribute Authority:属性認証局)はデジタル証明書に紐付けられた属性証明書(役職・権限等の属性情報)を発行する機関。RAとCAの役割分担が重要で、RAは「審査」、CAは「発行」と覚える。大規模PKIではセキュリティ上の理由からRA機能をCAから分離する。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
デジタル証明書への電子署名(デジタル署名)の付与はCA(認証局:Certification Authority)の役割であり、RAの役割ではない。RAは申請者の本人確認・審査という人的・手続き的な処理を担当し、証明書へのデジタル署名という暗号処理はCAが実施する。RAとCAの役割分担を正確に区別することがPKI理解の基本。
選択肢 イ
属性証明書(Attribute Certificate)の発行はAA(Attribute Authority:属性認証局)の役割。属性証明書は公開鍵証明書(デジタル証明書)とは別に、利用者の役職・グループ・アクセス権などの属性情報を証明するもの。RAとAAは全く異なる機関であり、RAは本人確認に特化し、属性証明書の発行は担当しない。
選択肢 ウ
CRL(証明書失効リスト)の管理と証明書の有効性確認はVA(Validation Authority:検証局)またはOCSP応答者の役割。VAはOCSP(RFC 6960)でリアルタイムに証明書の有効性を確認するサービスを提供する。RAの役割は本人確認と申請審査であり、失効管理・有効性確認は担当しない。

解くときのポイント

PKIの登場人物: CA(証明書発行・署名)、RA(本人確認・申請審査)、VA(有効性確認・CRL管理)、AA(属性証明書発行)をそれぞれ区別して覚える。