この概念が出た関連問題

この試験の対策ガイド

情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

合格率・勉強法・参考書の選び方をまとめています

見る →
答えと解説を見る(先に解くのがおすすめ)

正解は イ

解説

稼働率αはMTBF(平均故障間隔)とMTTR(平均修復時間)を用いてα=MTBF/(MTBF+MTTR)と定義されます。これを変形するとMTTR/MTBF=(1-α)/αとなります。αA=αBのとき(1-αA)/αA=(1-αB)/αBが成り立ち、つまりMTTRA/MTBFA=MTTRB/MTBFBが常に成り立ちます(選択肢b)。一方、αA=αBであっても個々のMTBFやMTTRが等しいとは限りません(MTBFとMTTRを両方2倍にしても稼働率は変わらないため選択肢aは誤り)。またαA>αBであっても「MTBF大かつMTTR大」や「MTBF小かつMTTR小」の組み合わせが可能なので選択肢c・dも常には成り立ちません。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
αA=αBであっても各々のMTBFやMTTRが等しいとは限りません。例えばA:MTBF=100h・MTTR=1h(α≒0.99)、B:MTBF=200h・MTTR=2h(α≒0.99)でも稼働率は同じですが値は異なります。
選択肢 ウ
αA>αBであっても「MTBFA>MTBFB かつ MTTRA>MTTRB」は常に成立しません。MTTRが非常に大きいAの方が稼働率が高いケースもあり得ます。
選択肢 エ
αA>αBならばMTTRA/MTBFA>(ではなく<)MTTRB/MTBFBが成立します。稼働率が高いほどMTTR/MTBFの比率は小さくなる(停止割合が低い)ため不等号の向きが逆です。

解くときのポイント

稼働率α=MTBF/(MTBF+MTTR)を変形するとMTTR/MTBF=(1-α)/α。αが等しければMTTR/MTBFが等しい(比率が保存される)。個々のMTBF・MTTRの大小は稼働率だけからは言えない。