この概念が出た関連問題

この試験の対策ガイド

情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

合格率・勉強法・参考書の選び方をまとめています

見る →
答えと解説を見る(先に解くのがおすすめ)

正解は ウ

解説

コンピュータグラフィックスの各技法の定義を問う問題です。ラジオシティ法(Radiosity)は、光を「拡散反射」する面(マット面)間での光エネルギーの相互反射を計算する手法です。各面のパッチ間の形態係数(放射率・面積・角度関係)を計算し、有限要素法的に解くことで室内空間などのリアルなグローバルイルミネーション(全体照明)を再現できます。レイトレーシングは鏡面反射・透過には強いですがラジオシティ法と組み合わせてより完全な光シミュレーションが可能です。選択肢 c の「拡散反射面間の相互反射による効果を考慮して拡散反射面の輝度を求める」がラジオシティ法の正確な説明です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「全ピクセルについて視線と全物体との交点を計算し最も近い交点を選択する」はレイキャスティング(Zバッファ法的なレイ投射)または基本的なレイトレーシングの説明で、テクスチャマッピングの説明ではありません。テクスチャマッピングは物体表面に画像を貼り付ける手法です。
選択肢 イ
「反射・透過方向への視線追跡を行わず、空間データから輝度を計算する」はボリュームレンダリングの説明です。メタボールは複数の球状の影響範囲を持つ等値面(Blob)を滑らかに合成する形状モデリング手法です。
選択肢 エ
「形状が定義された物体表面に別に定義された模様を張り付ける」はテクスチャマッピングの説明です。レイトレーシングは視点から光線を逆追跡して反射・屈折・影を高精度に計算する手法です。

解くときのポイント

CGの4手法を整理:①テクスチャマッピング=表面に画像貼り付け、②レイトレーシング=光線追跡で鏡面反射・影を計算、③ラジオシティ法=拡散反射面間の相互照明、④メタボール=等値面による有機的形状モデリング。混同しやすいので各定義を確実に覚える。