正解は エ
データベースの障害回復において、媒体障害(磁気ディスクそのものの物理的故障でデータが失われる障害)が発生したときの回復法を問う問題です。媒体障害ではディスク上のデータベース本体が失われるため、まず別に保存しておいたバックアップコピーでデータベースを復元します。しかしバックアップは取得時点のものなので、その後にコミットされた更新は反映されていません。そこで、ログ(更新前・更新後情報の記録)を用いて、バックアップ取得以降にコミットされた全てのトランザクションの更新内容を再現する「ロールフォワード(前進復帰)」を行い、障害直前のコミット済み状態まで回復します。選択肢dは「バックアップコピーでデータベースを復元し、バックアップ取得以降にコミットした全てのトランザクションをロールフォワードする」とあり、媒体障害の回復手順そのものなので正解です。媒体障害はバックアップ+ロールフォワード、システム障害(メモリ内容喪失)はログによるロールバック・ロールフォワード、という回復方式の対応を整理しておくことが重要です。
障害回復の対応:媒体障害(ディスク故障)=バックアップ復元+ロールフォワード、システム障害(メモリ喪失)=ログでロールバック/ロールフォワード、トランザクション障害=ロールバック。障害の種類で手順を選ぶ。