正解は エ
ユースケース図はUML(統一モデリング言語)の図の一つで、システムの利用者や外部システムを「アクタ」として、システムが提供する機能を「ユースケース」として表現します。アクタとユースケースを線で結び、システムの境界(バウンダリ)を四角の枠で囲むことで、誰が(利用者・外部システム)どの機能を使うのか、そして利用者を含めた業務全体の範囲(スコープ)がどこまでなのかを明確に示せます。本問の「利用者や外部システムと、業務の機能を分離して表現することによって、利用者を含めた業務全体の範囲を明らかにする」は、まさにユースケース図の目的そのものなので、選択肢dが正解です。ユースケース図は要件定義の初期段階で、システムに何を求めるか(機能要件の全体像とシステム化の範囲)を利用者・開発者などの関係者間で合意するのに適しています。利用者の視点からシステムを外側から捉える図であり、内部構造を表すクラス図やオブジェクト図、処理の流れを表すアクティビティ図とは役割が明確に異なる点を押さえましょう。
UML図の用途:ユースケース図(アクタと機能・システム範囲)、アクティビティ図(処理の流れ)、クラス図(静的構造)、オブジェクト図(実行時インスタンス)、シーケンス図(時系列の相互作用)。『利用者と機能・範囲』はユースケース図。