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正解は イ

解説

内部統制の基本的要素の一つである「ITへの対応」は、業務プロセスにITを活用する際の適切なコントロールに関するものです。ITへの対応では「ITの利用によってリスクを管理し内部統制の目的を達成する」という考え方が基本です。「既存のITで組織目標を達成できるなら、新しいITシステムの導入や更新を急ぐ必要はない」という記述は、コスト・効率・リスクを考慮した合理的な判断であり適切な内部統制の考え方です。無闇にシステムを更新することなく、既存システムの活用余地を最大化することが重要です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「ITを活用すると不注意によるミスを全て防止できる」は誤りです。ITは多くのヒューマンエラーを防止できますが、設計ミス・入力ミス・プログラムバグなど、IT自体が引き起こすエラーも存在します。「全て防止できる」という断定は誤りで、ITの限界も認識することが内部統制では重要です。
選択肢 ウ
「全ての業務プロセスをITで自動化することによって業務プロセスを大幅に修正することが容易になる」は誤りです。業務プロセスを完全自動化すると、逆にシステム変更時のコスト・影響範囲が大きくなり、業務プロセスの修正が困難になる場合があります。
選択肢 エ
「組織の業務がITに大きく依存すると、内部統制の目的を達成することが難しくなる」は誤りです。適切にITを活用することで内部統制の目的(業務の有効性・効率性・財務報告の信頼性・法令遵守)をより効果的に達成できます。IT依存自体が問題なのではなく、ITの管理・統制が重要です。

解くときのポイント

内部統制の「ITへの対応」:ITは万能でも全てを自動化すべきでもない。既存ITで目標達成できるなら新システムを急ぐ必要はない(合理的判断)。IT依存を恐れるのではなく、ITを適切に管理・統制することが重要。