正解は ウ
棚卸資産の評価方法には先入先出法(FIFO)と後入先出法(LIFO)があります(日本では現在LIFO廃止)。先入先出法は先に仕入れたものから先に売れると仮定する方法で、仕入単価が上昇している時は、古い(安い)ものが先に売れると見なすため、期末に残る棚卸資産は最新の(高い)仕入単価のものになります。売上原価=期首棚卸高+当期商品仕入高-期末棚卸高の式から、期末棚卸高が高くなると売上原価は低くなります。後入先出法では逆に、最新の(高い)ものが先に売れると仮定するため、期末棚卸資産は古い(安い)単価になり、売上原価は高くなります。本問で「仕入単価が期首から上昇し続け期末が最高」という状況では、先入先出法を使うと期末棚卸高は高い単価で評価され上昇し、売上原価は相対的に下がります。これが選択肢cの「期末棚卸高は上がり、売上原価は下がる」に対応します。
仕入単価が上昇している場合:先入先出法→期末棚卸高↑・売上原価↓、後入先出法→期末棚卸高↓・売上原価↑、と覚えましょう。売上原価の計算式(=期首棚卸+仕入-期末棚卸)から期末棚卸と売上原価は逆方向に動くと理解することが鍵です。