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正解は エ

解説

VRIO分析は、経営学者バーニーが提唱した企業の競争優位性を分析するフレームワークです。VRIOはValue(経済価値)・Rarity(希少性)・Inimitability(模倣困難性)・Organization(組織)の頭文字で、自社の経営資源(技術・ブランド・人材・特許など)がこれら4要素を満たすほど、持続的な競争優位の源泉になります。例えばコカ・コーラの秘伝のレシピは、価値があり(V)、希少で(R)、模倣が難しく(I)、それを活かせる組織(O)があるためVRIO全要素を満たし、長期的な競争優位になっています。投資優先度の決定や自社資源の棚卸しに活用されるVRIO分析は、内部環境分析の代表的手法です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
4Pはマーケティングミックスの分析フレームワークで、Product(製品)・Price(価格)・Place(チャネル)・Promotion(プロモーション)の4要素で構成されます。自社の外部向けマーケティング施策を整理するツールであり、内部の経営資源を「経済価値・希少性・模倣困難性・組織」で評価するものではありません。
選択肢 イ
PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)は、市場成長率と相対的市場シェアを軸に事業や製品を「花形・金のなる木・問題児・負け犬」に分類するフレームワークです。事業ポートフォリオの資源配分判断に使いますが、経済価値・希少性・模倣困難性・組織という4要素で評価するものではありません。
選択肢 ウ
SWOT分析は、Strength(強み)・Weakness(弱み)・Opportunity(機会)・Threat(脅威)の4要素で企業の内外環境を分析するフレームワークです。内部環境と外部環境を広く把握するには有効ですが、「模倣困難性」という概念は含まれておらず、競争優位の持続性分析にはVRIOの方が適しています。

解くときのポイント

VRIO=Value・Rarity・Inimitability・Organizationの頭文字。「模倣困難性」というキーワードが出たらVRIO一択です。4P(マーケティング)、PPM(事業ポートフォリオ)、SWOT(内外環境)との違いも整理しておきましょう。