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正解は イ

解説

プロジェクトマネジメントにおけるアクティビティ間の依存関係(論理的順序関係)の問題です。2つのアクティビティの依存関係は、先行アクティビティの「開始(Start)」か「完了(Finish)」が、後続アクティビティの「開始」か「完了」の条件になるかで4種類に分類されます。FS 関係(Finish-to-Start)は「先行が完了したら後続が開始できる」、SS 関係(Start-to-Start)は「先行が開始したら後続も開始できる」、FF 関係(Finish-to-Finish)は「先行が完了したら後続も完了できる」、SF 関係(Start-to-Finish)は「先行が開始したら後続が完了できる」を意味します。本問の「“システム要件定義プロセス”が完了すれば、“システム方式設計プロセス”が開始できる」は、先行の完了(Finish)が後続の開始(Start)の条件になっているので FS 関係です。イが正解です。FS 関係は最も一般的な依存関係で、スケジュールネットワーク図の標準的なつながり方です。「完了→開始」「開始→開始」のように、文中の動詞を Finish/Start に置き換えて頭文字を並べるだけで機械的に判定できます。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
FF 関係(Finish-to-Finish)は「先行アクティビティが完了すれば、後続アクティビティも完了できる」という、完了同士を結びつける依存関係です。例えば「テストの完了をもって文書化も完了できる」のような関係が該当します。本問は先行の完了が後続の「開始」の条件になっているため、完了同士の関係である FF には該当しません。
選択肢 ウ
SF 関係(Start-to-Finish)は「先行アクティビティが開始すれば、後続アクティビティが完了できる」という関係で、4種類の中では最も使用頻度が低い特殊な依存関係です。例えば新システムの稼働開始をもって旧システムの運用を終了できる、といった場面で使われます。本問は「完了すれば開始できる」なので、向きがまったく逆です。
選択肢 エ
SS 関係(Start-to-Start)は「先行アクティビティが開始すれば、後続アクティビティも開始できる」という、開始同士を結びつける依存関係です。例えば設計の開始と同時にレビュー準備を開始できる、のような並行作業の表現に使われます。本問の条件は先行の「完了」が起点なので、開始同士の関係である SS には該当しません。

解くときのポイント

依存関係は文中の動詞を置き換えて判定: 「完了すれば開始できる」→ Finish-to-Start(FS)。先行側の状態が前、後続側の状態が後ろ、の順で頭文字を並べるだけで4種類を機械的に区別できる。