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正解は イ

解説

PMBOKの知識エリア(対象群)を問う問題です。提示された目的1「プロジェクトの目標、成果物、要求事項及び境界を明確にする」と、目的2「変更によって生じる機会となる影響を最大化し、脅威となる影響を最小化する」の両方が含まれる対象群を選びます。一見すると、目的1はスコープ、目的2はリスクに見えますが、本問はJIS Q 21500(プロジェクトマネジメントの手引)の枠組みを踏まえ、両方を含む対象群を問うています。スコープ対象群には、プロジェクトの成果物や作業範囲(境界)を定義するプロセスに加え、変更管理に関わるプロセスも含まれ、変更がもたらす影響への対応も扱われます。したがって両目的を含むのはイのスコープです。プロジェクトマネジメントの知識エリア(統合、ステークホルダ、スコープ、資源、時間、コスト、リスク、品質、調達、コミュニケーション)は、それぞれが担当する管理対象を整理して覚えることが重要です。スコープは「何を作るか・作らないかの線引きと、その変更の管理」を担う中心的な対象群です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
コミュニケーション対象群は、プロジェクトに必要な情報の計画・配布・管理を扱う対象群です。ステークホルダ間で情報が確実に伝わるようにすることが目的であり、プロジェクトの目標や成果物の範囲を定義したり、その変更がもたらす影響を管理したりする目的1・目的2とは扱う領域がまったく異なります。情報の計画・配布・管理という伝達面に特化した対象群です。
選択肢 ウ
調達対象群は、プロジェクトに必要な製品やサービスを外部から購入・取得することに関するプロセスを扱う対象群です。供給者の選定、契約の締結や管理などが中心であり、プロジェクトの成果物の範囲定義や、その変更がもたらす影響の管理を主目的とするものではありません。外部からの製品・サービスの調達という特定の領域に焦点を当てた対象群です。
選択肢 エ
リスク対象群は、プロジェクトのリスクの特定・評価・対応を扱う対象群です。目的2の「脅威となる影響を最小化」だけを見るとリスクに見えますが、目的1の「目標・成果物・要求事項・境界の明確化」はスコープの領域です。両方の目的を含むのはスコープであり、リスクは目的1を含まないため不適切です。一部だけが合致する紛らわしい選択肢です。

解くときのポイント

PMBOK/JIS Q 21500の知識エリアは担当領域で整理。スコープ=何を作るかの線引きと変更管理、リスク=リスクの特定と対応、調達=外部取得、コミュニケーション=情報伝達。