正解は イ
マルウェア解析の手法に関する問題です。マルウェアの解析は大きく静的解析と動的解析に分けられます。静的解析は検体(マルウェアのファイル)を実行せずに調べる手法で、ハッシュ値の照合、ファイル構造の調査、逆アセンブル・逆コンパイルによるコードの解読などが含まれます。動的解析は検体を実際に実行してその振る舞いを観測する手法です。ただし実環境で実行すると感染被害が出るため、サンドボックスと呼ばれる隔離された仮想環境内で実行し、ファイルの作成・変更、レジストリの操作、外部の C&C サーバとの通信などの動作を安全に観測します。イの「検体をサンドボックス上で実行し、その動作や外部との通信を観測する」はまさに動的解析の説明であり、正解です。「実行するかどうか」が静的・動的を分ける唯一の基準なので、各選択肢の記述に「実行」が含まれるかを確認すれば確実に判別できます。サンドボックス、C&C サーバ、ハッシュ値照合などの周辺用語もセキュリティ分野で頻出です。
静的解析=実行しない(ハッシュ照合・逆コンパイル・ファイル検査)、動的解析=実行して観測(サンドボックス・挙動監視)。選択肢に「実行し」があるかどうかだけで判別できる。