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正解は イ

解説

検索エンジンを悪用する攻撃に関する問題です。SEO ポイズニングとは、SEO(Search Engine Optimization: 検索エンジン最適化)の技術を悪用し、検索サイトの検索結果の上位に悪意のある Web サイトが表示されるように細工する攻撃です。攻撃者は、話題のキーワードを大量に埋め込んだページを作成したり、リンクを相互に張り巡らせたりして検索順位を不正に引き上げ、検索結果を信頼してクリックした利用者をマルウェア配布サイトやフィッシングサイトへ誘導します。イが正解です。利用者側の対策としては、検索結果の上位であっても URL やドメイン名を確認する、セキュリティソフトの Web フィルタリング機能を有効にする、といった注意が必要です。本問は「検索結果の上位に表示されるように細工する」というキーワードから SEO ポイズニングを直接導ける知識問題であり、DNS キャッシュポイズニングなど名前の似た攻撃と混同しないことがポイントになります。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
DNS キャッシュポイズニングは、DNS キャッシュサーバに偽の名前解決情報(FQDN と IP アドレスの対応)を記憶させ、利用者を偽サイトへ誘導する攻撃です。「ポイズニング」という語は共通していますが、細工する対象が DNS の応答情報であり、検索サイトの検索結果の順位を操作する本問の攻撃とは仕組みがまったく異なります。
選択肢 ウ
クロスサイトスクリプティング(XSS)は、入力値の検査が不十分な Web サイトに悪意のあるスクリプトを埋め込み、そのページを閲覧した利用者のブラウザ上でスクリプトを実行させる攻撃です。Cookie の窃取や偽ページの表示などに悪用されますが、検索エンジンの検索結果の順位を細工する攻撃ではありません。
選択肢 エ
ソーシャルエンジニアリングは、技術的な手段ではなく人間の心理や行動の隙を突いて情報を不正に入手する手法の総称です。例えば電話で管理者になりすましてパスワードを聞き出す、肩越しに画面をのぞき見る(ショルダーハッキング)などが該当します。検索結果の順位を技術的に操作する SEO ポイズニングとは性質が異なります。

解くときのポイント

「検索結果の上位に細工」=SEO ポイズニング、「DNS の応答を偽装」=DNS キャッシュポイズニング、「人の心理を突く」=ソーシャルエンジニアリング。攻撃名は操作対象とセットで覚える。