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正解は ウ

解説

SDN(Software-Defined Networking)の概念を問う問題です。従来のネットワーク機器(ルータやスイッチ)は、パケットを転送するデータプレーンと、経路を判断・制御するコントロールプレーンの両方を各機器が個別に内蔵していました。SDNは、この2つの機能を論理的に分離し、データ転送に特化したネットワーク機器(OpenFlowスイッチ)と、ネットワーク全体の経路制御を一元的に行うソフトウェア(OpenFlowコントローラ)の組合せでネットワークを実現するアーキテクチャです。ウが正解です。OpenFlowはSDNを実現する代表的な標準プロトコルで、コントローラがスイッチに対して「どのようなパケットをどう転送するか」のルール(フローエントリ)を動的に設定します。これにより、ネットワーク構成の変更をソフトウェアの設定変更だけで柔軟に行えるようになり、データセンタやクラウド基盤のネットワーク仮想化を支える技術となっています。「転送と制御の分離」「ソフトウェアによる集中制御」がSDNを特徴付けるキーワードです。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
RFIDを用いるIoT技術で物流ネットワークを最適化するという記述は、ICタグによる物流管理・サプライチェーン管理の説明であり、SDNとは無関係です。「ネットワーク」という言葉が物流網の意味で使われており、通信ネットワークの制御アーキテクチャであるSDNとは文脈がまったく異なります。用語問題では同じ単語の異なる意味に惑わされないことが大切です。
選択肢 イ
様々なコンテンツをインターネット経由で効率よく配信するためのサーバの最適配置手法は、CDN(Content Delivery Network)の説明です。利用者に近い場所にキャッシュサーバを分散配置して配信を高速化する仕組みで、SDNと略語が似ているため混同を誘う選択肢です。「配信の最適化=CDN」「転送と制御の分離=SDN」と区別しましょう。
選択肢 エ
データフロー図やアクティビティ図を活用して業務プロセスの問題点を発見・改善する業務分析と可視化の技術という記述は、BPM(ビジネスプロセスマネジメント)や業務分析手法の説明です。ここでの「フロー」は業務の流れを指し、OpenFlowの「フロー」(通信のパケットの流れ)とは別物です。ネットワーク技術ですらない点で除外できます。

解くときのポイント

SDN=データ転送(スイッチ)と経路制御(ソフトウェアのコントローラ)の分離。OpenFlowはその標準プロトコル。略語が似るCDN(コンテンツ配信網)との混同に注意。