この概念が出た関連問題

この試験の対策ガイド

基本情報技術者試験 対策ガイド

合格率・勉強法・参考書の選び方をまとめています

見る →
答えと解説を見る(先に解くのがおすすめ)

正解は ア

解説

CAPTCHA(キャプチャ)の目的を問う問題です。CAPTCHAは「Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart」の略で、その名のとおり、アクセスしてきたのがコンピュータ(プログラム)ではなく人間であることを確認するための自動化されたテストです。歪んだ文字列を読み取らせる、特定の物体が写った画像を選ばせる、などの「人間には容易だがプログラムには困難な課題」を課すことで、ボットによる自動操作を排除します。アが正解です。会員登録やコメント投稿のフォームで使われ、スパム投稿の大量自動送信、アカウントの自動大量取得、パスワードの総当たり攻撃などのプログラムによる悪用を防ぐ効果があります。近年はAIの画像認識能力の向上に伴い、単純な文字読み取り型は突破されやすくなったため、行動分析を組み合わせた reCAPTCHA のような方式に進化しています。「人間とコンピュータを見分けるテスト」という一点を押さえれば確実に得点できる用語です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
公開鍵暗号と共通鍵暗号を組み合わせてメッセージを効率よく暗号化するのは、ハイブリッド暗号方式の説明です。データ本体は高速な共通鍵暗号で暗号化し、その共通鍵を公開鍵暗号で安全に相手へ渡す方式で、SSL/TLSなどで使われています。暗号化の仕組みであり、人間かどうかを確認するCAPTCHAとは目的がまったく異なります。
選択肢 ウ
通信回線を流れるパケットをキャプチャして内容の表示や解析、集計を行うのは、パケットキャプチャツール(LANアナライザ、Wiresharkなど)の説明です。「キャプチャ」という言葉の響きがCAPTCHAと似ているため混同を誘っていますが、ネットワーク監視・解析の技術であり、ボット対策のテストとは無関係です。
選択肢 エ
電子政府推奨暗号の安全性を評価し、暗号技術の適切な実装法・運用法を調査・検討するのは、CRYPTREC(クリプトレック)の活動の説明です。総務省・経済産業省などが運営する暗号技術評価プロジェクトの名称であり、Webサイトのボット対策の仕組みであるCAPTCHAとは、そもそも組織名と技術名という全く異なるレベルの用語です。略語の字面に惑わされないようにしましょう。

解くときのポイント

CAPTCHA=「人間がアクセスしていることを確認する」テスト。歪み文字や画像選択が代表例。発音が似るパケットキャプチャや、暗号評価のCRYPTRECとの混同に注意。