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正解は エ

解説

回線利用率の計算問題です。手順を整理します。①転送するデータ量: 平均1Mバイトのファイルはビットに換算すると 1Mバイト × 8 = 8Mビットです。②制御情報の付加: ファイル転送時には転送量の20%が制御情報として加わるので、実際に回線を流れるデータ量は 8Mビット × 1.2 = 9.6Mビットです。③転送頻度: このデータが10秒ごとに転送されるので、1秒当たりの平均転送量は 9.6Mビット ÷ 10秒 = 0.96Mビット/秒です。④利用率: 回線速度は10Mビット/秒なので、利用率は 0.96 ÷ 10 = 0.096、すなわち9.6%となります。エが正解です。この問題の引っかけポイントは2つあり、1つはバイトからビットへの換算(×8)を忘れないこと、もう1つは制御情報の20%を「加算」(×1.2)することです。通信の計算問題では、単位(バイト/ビット)の統一を最初に行い、オーバヘッドの扱い(加算か減算か)を問題文から正確に読み取ることが得点の鍵になります。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
1.2%は、1Mバイトを8倍せずに1Mビットとして扱い、制御情報の1.2倍だけを掛けた場合の値です(1 × 1.2 ÷ 10 ÷ 10 = 1.2%)。バイトとビットの換算(1バイト=8ビット)を忘れる誤りは通信計算で最も頻発するミスです。問題文の単位(Mバイト)と回線速度の単位(Mビット/秒)が異なることに最初に気づき、必ずビットに統一してから計算を始めましょう。
選択肢 イ
6.4%は、制御情報を「加算」すべきところを「減算」した場合の値です(8Mビット × 0.8 ÷ 10秒 ÷ 10Mビット/秒 = 6.4%)。問題文は「転送量の20%が制御情報として付加される」とあるので、実際に回線を流れる量はファイル本体の1.2倍に増えます。20%という数字だけを見て機械的に0.8を掛けると逆方向の補正になってしまいます。
選択肢 ウ
8.0%は、制御情報の付加を忘れてファイル本体だけで計算した場合の値です(8Mビット ÷ 10秒 ÷ 10Mビット/秒 = 8.0%)。バイト→ビットの換算は正しくできているのに、「転送量の20%が制御情報として付加される」という条件を読み飛ばすとこの値になります。計算問題では問題文中の条件をすべて使ったかを最後に確認する習慣が有効です。

解くときのポイント

通信計算は①単位をビットに統一(×8)、②オーバヘッドを加算(×1.2)、③時間で割って1秒当たりに換算、④回線速度で割って利用率、の4ステップを順に。条件の使い忘れがないか最後に見直す。