正解は エ
暗号方式には大きく「共通鍵暗号方式」と「公開鍵暗号方式」があります。共通鍵暗号方式(対称暗号):暗号化と復号に同じ鍵を使う。AES・DES・3DESなど。処理速度が速く大量データの暗号化に適している。公開鍵暗号方式(非対称暗号):公開鍵で暗号化し秘密鍵で復号する。RSA・ECCなど。素因数分解・離散対数問題などの数学的困難性に基づく(合成数・素因数分解を使うのはRSAのみ)。処理速度が遅い。選択肢dの「大量のデータを短い時間で暗号化する場合には、公開鍵暗号方式よりも共通鍵暗号方式が適している」が正しい記述です。実際のシステムでは「ハイブリッド暗号」として、共通鍵の配送のみ公開鍵暗号を使い、実データは共通鍵暗号で暗号化します(TLSもこの方式)。
共通鍵暗号:速い・大量データ向き・鍵配送問題あり。公開鍵暗号:遅い・鍵配送問題なし・RSAは素因数分解困難性が根拠。実用システムはハイブリッド(共通鍵を公開鍵で暗号化して配送)。「大量データ→共通鍵が適切」が決め手。