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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

サイドチャネル攻撃とは、暗号アルゴリズム自体を数学的に解析するのではなく、実装時に漏洩する「副次的な情報(サイドチャネル情報)」から秘密情報を推測する攻撃です。種類別の攻撃と対策:①タイミング攻撃=処理時間の差から秘密鍵を推測 → 対策:処理時間を均一化(定数時間実装)②電力解析攻撃(SPA/DPA)=消費電力のパターンから推測 → 対策:コンデンサで電力を均一化③フォルト攻撃=故意に誤動作させて秘密情報を引き出す → 対策:故障検出・秘密情報消去機構④プローブ攻撃=物理的に回路を探針して読み取る → 対策:保護層。選択肢aの「演算処理時間に差が出ないようにする」がタイミング攻撃への直接的な対策です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
「コンデンサを挿入して電力消費を均一化する」は電力解析攻撃(SPA/DPA)への対策です。タイミング攻撃は電力消費ではなく処理時間を観測するため、電力均一化はタイミング攻撃対策になりません。
選択肢 ウ
「故障検出・秘密情報破壊機構を設ける」はフォルト攻撃(故意に故障を引き起こして解析する攻撃)への対策です。タイミング攻撃は正常動作中の時間差を観測するものであり、故障検出では対処できません。
選択肢 エ
「保護層で内部データの不正書換えを防ぐ」は物理的な改ざん(プローブ攻撃・バスモニタリング)への対策です。タイミング攻撃は外部から時間を観測するだけで物理的なアクセスを必要としないため、保護層は直接の対策にはなりません。

解くときのポイント

サイドチャネル攻撃4種と対策の対応を覚える:タイミング→時間均一化、電力解析→コンデンサ、フォルト→故障検出・消去、プローブ→保護層。「何を観測するか」で攻撃種別を判断し、「その観測対象を無効化する対策」を選ぶ。