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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

FIDO2/パスキー認証における生体情報の取り扱いはFIDOアーキテクチャの根幹原則に基づく。生体認証(指紋・顔認識等)はスマートフォン内のFIDO認証器(セキュアエンクレーブやTEE:Trusted Execution Environment)でローカルに処理され、生体情報そのもの(生体テンプレート)は絶対に外部ネットワークに送出されない。認証の流れは:①WebサービスBがIdP経由でチャレンジ(乱数)を送る→②スマートフォン内で生体照合を実行(生体情報はデバイス内に留まる)→③照合成功時のみFIDO認証器の秘密鍵でチャレンジに署名→④署名データのみがネットワーク経由でIdP・WebサービスBに送られる。WebサービスB・IdP・Webブラウザのいずれも生体情報を受信しない。サーバ側には公開鍵のみが登録され、秘密鍵と生体情報はデバイス外に出ない。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
IdPやWebサーバBが生体情報を受信するという選択肢は、FIDOの最重要設計原則「生体情報はデバイスから外に出ない」に根本的に反する。もし生体情報がサーバに送信されていたら、サーバが侵害された際に全ユーザーの生体情報が漏洩するという深刻なリスクがある。FIDOはこのリスクを設計レベルで排除している。
選択肢 ウ
Webブラウザが生体情報を受信するという選択肢も誤り。ブラウザはWebAuthn APIを通じてFIDO認証器(スマートフォン等)に認証要求を送るが、認証器から受け取るのは秘密鍵で生成した署名データのみ。生体情報(指紋テンプレート・顔データ等)は認証器のセキュアエンクレーブから外に出ることは絶対になく、ブラウザは仲介役にすぎない。
選択肢 エ
全員(WebサービスB・IdP・Webブラウザ)が生体情報を受信するという選択肢は最も誤った理解。FIDOが解決しようとした最大の課題が「認証情報のサーバ集中管理によるリスク」であり、生体情報が外部に一切送出されないことがFIDOの最大の設計上の強みであり原則。これに違反する選択肢は設計の根幹を否定するもの。

解くときのポイント

FIDOのセキュリティ原則: 生体情報・秘密鍵はデバイス内に保持、ネットワーク上に出ない。サーバ側には公開鍵のみ登録。認証時はチャレンジへの秘密鍵署名をサーバが公開鍵で検証する。