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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は エ

解説

JIS Q 20000-1:2020はITサービスマネジメントシステム(SMS)の要求事項を規定するJIS規格(ISO/IEC 20000-1の日本版)。ITILのベストプラクティスと整合したフレームワークで、サービスの計画立案・設計・移行・提供・改善を体系的に管理することを求める。規格における重要な定義:継続的改善(Continual Improvement)=「パフォーマンスを向上するために繰り返し行われる活動」。これはPDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルを継続的に回し、サービスの品質・効率・有効性を段階的に向上させていく考え方。ISO 9001(品質マネジメント)・ISO 27001(情報セキュリティ)でも同様の継続的改善の考え方が採用されている。ITILのContinual Service Improvement(CSI)フェーズも同概念に基づく。試験では継続的改善・プロセス・サービスマネジメントの定義の区別が問われる。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「意図した結果を得るためにインプットを使用する、相互に関連する又は相互に作用する一連の活動」はプロセス(Process)の定義(JIS Q 20000-1の定義3.15相当)。継続的改善は「繰り返し行われる」点と「パフォーマンス向上」が目的である点が異なる。プロセスは入力から出力を得る活動の集合を指す。
選択肢 イ
「サービスを中断なしに・または合意した可用性を一貫して提供する能力・サービス計画立案・設計・移行・提供・改善を指揮管理する能力及びプロセス」はサービスマネジメントシステム(SMS)全体またはサービス可用性の定義に近い。継続的改善は「パフォーマンスを向上するために繰り返し行われる活動」という動態的で改善志向の概念であり、能力・プロセスの静的な記述とは異なる。
選択肢 ウ
「サービスを中断なしに・または合意した可用性を一貫して提供する能力」はサービス継続性(Service Continuity)または可用性管理(Availability Management)の概念に近い。合意した可用性(SLA等)を維持することを指し、継続的にパフォーマンスを「向上」していく継続的改善とは異なる静態的な能力の記述。

解くときのポイント

ITIL/JIS Q 20000のキーワード: 継続的改善(Continual Improvement)= 繰り返し行われる活動でパフォーマンスを向上。ISO 9001やISO 27001でも同様の継続的改善の概念が使われる。