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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は イ

解説

DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)は送信ドメイン認証(SPF・DKIM)と連携して機能するメールセキュリティ標準。送信側ドメイン管理者がDNSのTXTレコードにDMARCポリシーを公開することで、受信側メールサーバがSPFまたはDKIMの認証に失敗したメールをどう処理するかを制御できる。ポリシーは3段階:none(処理を行わず監視のみ)・quarantine(迷惑メールフォルダに移動)・reject(メールを拒否)。DMARCにはレポート機能もあり、認証失敗の統計情報やフォレンジックレポートを送信ドメイン管理者に自動通知する。これにより管理者は自ドメインを悪用したなりすましメールの状況を把握できる。2023年以降、GoogleやYahooが大量送信者に対してDMARCポリシーの設定を必須化したことで普及が加速している。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
DKIMはDomainKeys Identified Mailの略で、電子メールの本文とヘッダに送信ドメインの秘密鍵で電子署名を付与し、受信側が対応する公開鍵(DNSに公開)で検証することでメールの改ざんと送信元ドメインの正当性を確認する技術。認証に失敗したメールの処理方針を受信側サーバに指示する機能はなく、その役割はDMARCが担う。
選択肢 ウ
SMTP-AUTHはメール送信サーバへの利用者認証の仕組み(RFC 4954)で、正規ユーザーのみがSMTPサーバを使ってメールを送信できるよう認証(ユーザー名・パスワード等)を要求する機能。第三者によるメールリレー悪用を防ぐ送信者認証であり、受信側での送信ドメイン認証(SPF・DKIM)の失敗時処理方針を指定するDMARCとは全く異なる概念。
選択肢 エ
SPFはSender Policy Frameworkの略で、ドメイン管理者がDNSのTXTレコードに「このドメインのメールを送信してよいサーバのIPアドレスリスト」を公開し、受信側がそのリストで送信元IPアドレスを検証する技術。SPFは認証の検証結果を返すだけで、認証失敗時に受信サーバがどう処理するかのポリシーを指示する機能はDMARCが担う。

解くときのポイント

メール認証の三本柱: SPF(送信元IPアドレス検証)、DKIM(電子署名による改ざん検出)、DMARC(SPF/DKIM失敗時の処理方針指定+レポート機能)。DMARCはSPFまたはDKIMと連携して機能する。