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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

WAF(Webアプリケーションファイアウォール)のフォールスポジティブ(False Positive:偽陽性)とは、「正常・正当なHTTPリクエストを攻撃として誤検知し、不当に遮断してしまうこと」(a:正解)。HTMLの特殊文字「<」を含む数式などの正当なリクエストが、XSS検知ルールに引っかかって遮断される事例がこれに当たる。WAFの誤検知には2種類ある:①フォールスポジティブ(False Positive:偽陽性):正常通信を攻撃と誤検知→業務影響(本問の正解)、②フォールスネガティブ(False Negative:偽陰性):実際の攻撃を見逃す→セキュリティリスク。WAF運用では両者のバランスが重要で、シグネチャを厳しくするとFP増加・見逃し減少、シグネチャを緩くするとFP減少・見逃し増加というトレードオフが生じる。チューニング(ホワイトリスト設定)でFPを低減しつつ攻撃検知精度を維持することが運用上の課題。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
「仕様が明確に定義されていないWebアプリケーション独自の拡張パラメータをWAFが適切に処理できない問題」はWAFの実装上の限界・対応漏れに関する説明で、フォールスポジティブ(正常通信の誤検知遮断)とは異なる概念。この場合は攻撃見逃し(フォールスネガティブ)のリスクに近い問題となる。
選択肢 ウ
「許可しない文字列をパラメータ中に埋め込んでWAFを回避する攻撃(難読化・バイパス技術)」はWAFのフォールスネガティブ(偽陰性:攻撃を見逃す)の問題であり、フォールスポジティブ(正常通信を誤検知する)とは逆の概念。
選択肢 エ
「HTTPリクエストを分割して悪意ある通信を正常に見せかけWAFが遮断しない問題」はHTTPリクエストスマグリングやHTTPパイプラインを悪用したWAFバイパス手法で、フォールスネガティブ(攻撃見逃し)に相当する問題。フォールスポジティブとは逆の概念である。

解くときのポイント

FP(偽陽性)=正常を攻撃と誤判定、FN(偽陰性)=攻撃を正常と見逃す。WAFの「誤検知」といえばFPのこと。業務への影響はFP(正常遮断)が直接的。