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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は イ

解説

リフレクタ攻撃(DRDoS:Distributed Reflection Denial of Service)は、攻撃者が送信元IPアドレスを標的のIPアドレスに偽装したリクエストを第三者のサーバ(リフレクター)に大量送信し、その応答パケットを標的に集中させてサービスを妨害する攻撃です。悪用されやすいサービスの条件は「①UDPを使用する(送信元偽装が容易)」「②リクエストより応答パケットが大きい(増幅効果がある)」の2点です。DNS(UDP 53番)はDNS ANY queryで数十倍の増幅率を持ち、NTP(UDP 123番)はmonlist機能で600倍以上の増幅が可能です。Memcached(UDP 11211番)は最大5万倍の増幅率を持ち、2018年にはGitHubが1.35Tbpsの攻撃を受けました。これらはすべてUDPを使用し高い増幅率を持つサービスです。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
DKIM・DNSSEC・SPFはいずれも電子メールやDNSのセキュリティ拡張技術で、送信元認証や署名検証に使います。UDPベースのプロトコルではありますが(DNSSECはDNSの拡張)、リフレクタ攻撃に「悪用されやすい」特性(大きな増幅率)を持つサービスとしては不適切です。これらはむしろDNSのセキュリティを強化するものです。
選択肢 ウ
FTP(TCP 21番)・L2TP(UDP 1701番)・Telnet(TCP 23番)は主にTCPを使用するサービスです。TCPは3ウェイハンドシェイクが必要なため送信元IPを偽装して応答を受け取ることが困難で、リフレクタ攻撃への悪用には向きません。L2TPはUDPですが、増幅率が低く悪用事例はほとんどありません。
選択肢 エ
IPsec・SSL・TLSはいずれもセキュリティプロトコルです。これらはネットワーク・トランスポート層のセキュリティを提供するものであり、リフレクタ攻撃の踏み台になるサービスとしての特性(UDPで高増幅率)は持ちません。特にTLSはTCPベースであり、送信元偽装が困難です。

解くときのポイント

リフレクタ攻撃に悪用されやすいサービス=「UDP+高増幅率」。代表:DNS(数十倍)、NTP(monlist:600倍超)、Memcached(5万倍)、SSDP、SNMP。対策:Ingress Filteringで送信元偽装パケットを遮断(BCP38)、不要サービスのUDP応答制限。