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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

SAML(Security Assertion Markup Language)は、OASISが標準化したXMLベースのシングルサインオン(SSO)フレームワークです。登場人物は3者:①利用者(クライアント)、②IdP(Identity Provider:認証を行う側)、③SP(Service Provider:サービスを提供する側)。認証フローは「①利用者がSPにアクセス → ②SPが利用者をIdPにリダイレクト → ③IdPが利用者認証 → ④認証成功後、IdPがアサーション(XML形式の認証・属性・認可情報)を発行 → ⑤SPがアサーションを検証(IdPの公開鍵で署名を確認) → ⑥アクセス許可」です。アサーションにはデジタル署名が付いており、SPはIdPの公開鍵で検証することで改ざんを防ぎます。SAMLはフェデレーション認証とも呼ばれ、異なる組織間でのSSOを実現します。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
「Webサーバに導入されたエージェントが認証サーバと連携してcookieを使用する」はエージェント方式のSSOの説明です。エージェント方式では各サーバにエージェントをインストールし、認証情報をcookieで伝達します。SAMLはcookieではなくXMLアサーションを使い、リダイレクトによりIdP・SP間で認証情報を伝達する点で異なります。
選択肢 ウ
「KerberosプロトコルでチケットをSPに使用する」はKerberos認証方式のSSOの説明です。KerberosはActive Directoryなどで使われる社内ネットワーク向けの認証プロトコルで、KDC(Key Distribution Center)が発行するチケットを使います。SAMLはインターネット上のフェデレーション認証向けであり、Kerberosとは用途・プロトコルが異なります。
選択肢 エ
「リバースプロキシで認証し、プロキシ経由でSPにアクセス」はリバースプロキシ方式のSSOの説明です。リバースプロキシ方式では全てのトラフィックがプロキシを経由し、プロキシが認証を一元管理します。SAMLはリダイレクトベースであり、プロキシ経由の通信中継は行いません。

解くときのポイント

SAML=「IdP・SP・アサーション(XML)」の3点セット。SSO方式の対比:エージェント方式=cookie、Kerberos方式=チケット、リバースプロキシ方式=プロキシ経由、SAML方式=XMLアサーション+リダイレクト。「IdPがアサーションを発行→SPが検証」の流れを覚える。