正解は ウ
フェールソフト(Fail Soft)は、システムの一部に障害が発生した場合でも、機能・性能を縮退(ダウングレード)させながらも処理を継続させる設計思想です。「フェール(失敗)しても(ある程度)ソフト(軟着陸)に継続する」という意味です。設問の「ハードウェアの障害時に、パフォーマンスは低下するが、構成を縮小して運転を続けられるようにする」がフェールソフトの典型的な例です。例えばRAID-5構成でディスクが1台故障した場合に縮退動作で継続する、CPUが2基中1基故障した場合に処理速度は落ちるが動作を継続するなどの設計が該当します。可用性を重視するシステム(24時間365日稼働が必要なサーバなど)で採用されます。「フェールセーフ」(安全側に停止)と混同されやすいため注意が必要です。
信頼性設計の4概念を整理:フェールソフト=「障害時に縮退して継続」、フェールセーフ=「障害時に安全側に停止」、フールプルーフ=「誤操作しても問題ない設計」、フォールトトレランス=「障害が起きてもサービス継続(冗長化)」。「縮退して動く」がフェールソフトのキーワード。