正解は ウ
フェールソフト(fail soft)は、システムの一部に障害が発生した場合に、システム全体を停止させるのではなく、障害部分を切り離すなどして機能や性能を縮小(縮退)しながらも、システムの運転を継続させる信頼性設計の考え方です。性能は落ちても、サービスを完全には止めないことを優先します。選択肢cの「ハードウェアの障害時に、パフォーマンスは低下するが、構成を縮小して運転を続けられるようにする」が、まさにフェールソフト(縮退運転)の考え方を適用した例なので正解です。他の選択肢は、別の信頼性設計の考え方に対応します。選択肢aのUPSで停電時に手順どおりシステムを停止させるのは、安全に停止させる方向の設計、選択肢bの障害時に暴走を避けて安全に運転を停止させるのはフェールセーフ(故障時に安全側へ)、選択肢dの利用者の誤操作や誤入力を未然に防ぐのはフールプルーフ(誤操作を防ぐ)です。信頼性設計の考え方(フェールソフト=縮退して継続、フェールセーフ=安全に停止、フールプルーフ=誤操作防止、フォールトトレラント=冗長化で継続)を区別し、フェールソフトが「性能を落としても運転を継続する」ことを押さえましょう。
フェールソフト=障害時に機能・性能を縮小(縮退運転)してでも運転を継続。フェールセーフ=故障時に安全に停止、フールプルーフ=誤操作を防ぐ、フォールトトレラント=冗長化で継続。『性能を落としても止めない』=フェールソフト。