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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

クリプトジャッキング(cryptojacking)は、他人のPCやサーバなどの計算資源を、所有者に無断で不正に利用し、暗号資産(仮想通貨)のマイニング(採掘)を行わせて、攻撃者が報酬を得る攻撃です。暗号資産のマイニングとは、取引記録を分散台帳(ブロックチェーン)に追記するために必要な膨大な計算を行い、その対価として暗号資産を得る仕組みです。攻撃者は、不正なスクリプトをWebサイトに埋め込んだり、マルウェアに感染させたりして、被害者の計算資源を勝手にマイニングに使わせます。被害者は、CPUの過負荷による動作の遅延や電力消費の増大といった被害を受けます。選択肢aの「他人のPC又はサーバに侵入して計算資源を不正に利用し、台帳への追記の計算を行う」が、まさにクリプトジャッキングの定義(計算資源の不正利用によるマイニング)なので正解です。他の選択肢は、資産の窃取と現金化、キーボード入力情報を盗むキーロガー、ファイルを暗号化して身代金を要求するランサムウェアであり、いずれもクリプトジャッキングとは異なる攻撃です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
「他人のPC又はサーバに保存された顧客資産を不正に取得して、現金化する」は、保存された資産(データや金銭価値のある情報)を盗み出して現金化する窃取の説明です。計算資源を不正利用して暗号資産をマイニングするクリプトジャッキングとは、攻撃の目的と手段が異なります。保存された資産を盗み出して現金化する窃取の説明であり、計算資源を不正利用して暗号資産をマイニングするクリプトジャッキングとは、攻撃の目的も手段も異なります。
選択肢 ウ
「他人のPC又はサーバのキーボードからの入力情報を不正に取得して、攻撃者のサーバに送信する」は、キーロガー(キー入力の盗聴)の説明です。入力情報を盗み取る攻撃であり、計算資源を使って暗号資産をマイニングするクリプトジャッキングとは異なります。キーボードからの入力情報を盗み取るキーロガーの説明であり、計算資源を使って暗号資産をマイニングして報酬を得るクリプトジャッキングとは攻撃の手口が異なります。
選択肢 エ
「他人のPC又はサーバのファイルを暗号化して利用できなくし、警告文を表示して報酬を要求する」は、ランサムウェアの説明です。ファイルを人質に身代金を要求する攻撃であり、計算資源を不正利用してマイニングを行うクリプトジャッキングとは手口が異なります。ファイルを暗号化して身代金を要求するランサムウェアの説明であり、計算資源を不正利用してマイニングを行うクリプトジャッキングとは手口も目的も異なります。

解くときのポイント

クリプトジャッキング=他人の計算資源を無断で使い、暗号資産のマイニング(台帳への追記計算)をさせて報酬を得る攻撃。混同注意:ランサムウェア(暗号化で身代金)、キーロガー(入力盗聴)、窃取(資産を盗む)。