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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

スラッシング(Thrashing)はページング方式の仮想記憶において、ページ置換えが頻繁に発生してシステムの実効的な処理能力が急激に低下する現象です。発生原因:メモリが不足している状態で多数のプロセスを実行すると、あるプロセスがページを読み込んでも別のプロセスが必要とするページのためにすぐに追い出される。→ページフォールトが連続的に発生し、CPU時間のほとんどがページ置換処理に費やされてしまう。対策:ワーキングセット戦略(各プロセスの局所性原理に基づいて必要なページ群を確保する)、ページフォールト頻度に基づいたフレーム割り当て調整、多重度の制御(実行プロセス数を減らす)などがあります。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
スワップアウトは、メモリに配置されたプロセス全体または一部を補助記憶に移動する操作です。ページング単位ではなくプロセス単位の移動を指し、スラッシングとは異なる概念です。
選択肢 ウ
フラグメンテーション(断片化)は、メモリ領域が細かく分散して大きな連続領域を確保できなくなる現象です。内部断片化と外部断片化があり、スラッシングとは原因が異なります。
選択肢 エ
ページフォールトはスラッシングの「結果として多発する事象」です。ページフォールト自体は個々のページアクセス失敗を指し、スラッシングはそれが異常に頻発してシステム全体が低下する状態を指します。

解くときのポイント

スラッシング=「ページ置換が頻発→処理能力急激低下」。原因:プロセス多重度過多によるメモリ不足。対策:ワーキングセット管理・多重度制御。スワップアウト(プロセス単位)とページアウト(ページ単位)の違いも押さえる。