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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は イ

解説

キャパシティプランニング(容量・能力計画)は、システムが将来にわたって要求される処理量や応答性能を満たし続けられるように、必要な資源(CPU・メモリ・ディスク・ネットワーク帯域など)を計画的に見積もり、確保していく活動です。現在の性能を測定・監視し、業務量の増加傾向を予測して、将来も応答時間などのサービス目標を維持できるよう、資源の増強時期や規模をあらかじめ計画することが目的です。選択肢bは「システムの現在の応答時間を調査し、長期的に監視することによって、将来を含めて応答時間を維持することである」とあり、現状把握と長期監視によって将来の性能維持を図るというキャパシティプランニングの本質を述べているため正解です。場当たり的なボトルネック対処やチューニングとは異なり、長期的・予防的な視点で資源を計画する点が特徴です。需要予測に基づいて先回りで備えることで、性能劣化やサービス停止を未然に防ぎます。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「応答時間に最も影響があるボトルネックだけに着目して、適切な変更を行い、その影響を低減又は排除する」は、現に発生している性能上のボトルネックへの対処(チューニングや改善)の説明です。これは短期的・対症療法的な活動であり、将来を見据えて資源を計画的に確保するキャパシティプランニングとは目的が異なります。
選択肢 ウ
「ソフトウェアとハードウェアをチューニングして、現状の処理能力を最大限に引き出し、スループットを向上させる」は、既存資源の性能を引き出すパフォーマンスチューニングの説明です。現状の能力の最適化が主眼であり、将来の需要増を見越して資源を計画するキャパシティプランニングとは視点が異なります。現状の処理能力を引き出す最適化に主眼があり、将来の需要増を見越して資源を計画的に確保するというキャパシティプランニングの長期的・予防的な視点を欠いています。
選択肢 エ
「パフォーマンスの問題はリソースの過剰使用によって発生するので、特定のリソースの有効利用を向上させる」は、特定資源の利用効率改善に焦点を当てた説明です。これも現状の最適化に近く、長期的な監視と需要予測に基づいて将来の資源を計画するキャパシティプランニングの目的を正しく表していません。特定資源の利用効率改善に焦点を当てた現状最適化の話であり、長期的な監視と需要予測に基づいて将来の資源を計画するキャパシティプランニングの目的とは異なります。

解くときのポイント

キャパシティプランニング=現状測定+需要予測で将来も性能を維持するよう資源を計画的に確保する長期的・予防的活動。ボトルネック対処やチューニング(短期・対症療法)と区別する。『将来・長期的に維持』がキーワード。