正解は ウ
クラウドサービス導入のシステム監査において、「クラウド上に保存した情報の消失の予防」というチェックポイントの観点から適切なものを選ぶ問題です。クラウドに預けたデータが失われる原因として大きいのは、サービス提供事業者の経営破綻やサービス停止により、預けたデータが取り出せなくなる・消失するリスクです。したがって、事業者が信頼でき、事業やサービスが継続して提供されるかどうかを事前に検討しておくことが、情報消失を予防する上で重要なチェックポイントになります。選択肢cは「クラウドサービスを提供する事業者に信頼が置け、かつ、事業やサービスが継続して提供されるかどうかが検討されているか」とあり、情報消失の予防という観点に合致するため正解です。事業継続性の確認は、データの持続的な保全に直結する本質的な監査項目です。他の選択肢は、ID管理の一元化、最大許容停止時間、施設内の暗号化通信といった、可用性や認証、機密性に関わる別の観点であり、「情報の消失(データが失われること)の予防」というチェックポイントには直接対応しません。
監査は『チェックポイントの観点』に合致する選択肢を選ぶ。情報の消失予防=事業者の事業継続性(破綻・サービス停止でデータが取り出せなくなるリスク)の確認。可用性(停止時間)・機密性(暗号化)・認証(ID管理)と区別する。