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正解は ウ

解説

DBMSのトランザクション管理はACID特性(原子性・一致性・独立性・永続性)に基づいて、データの整合性を保証します。トランザクションの「原子性(Atomicity)」は、一連の処理が「全て成功したら確定(コミット)、途中で失敗したら全て元に戻す(ロールバック)」という「all or nothing」の原則です。例えば銀行振込(A口座から引き落とし→B口座に入金)では、途中でシステム障害が発生しても引き落としだけ行われて入金されない状態を防ぐ必要があります。トランザクション管理がこの整合性を保証します。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「あるデータベースの内容を他のデータベースに複製し同期をとる」はレプリケーションの説明です。可用性・負荷分散・障害時のフェイルオーバーのためにデータを複数DBにコピーする技術であり、トランザクション管理とは別の機能です。
選択肢 イ
「データベースに対して行った操作を順次記録する」はジャーナリング(ログ記録)の説明です。操作ログ(WAL:Write Ahead Log)を記録することで障害後の復旧が可能になりますが、これはトランザクション管理の結果として使われるものであり、トランザクション自体の説明ではありません。
選択肢 エ
「表の索引を作成し検索時に使用する」はインデックス(索引)の説明です。インデックスは検索を高速化するためのデータ構造であり、データの整合性を保証するトランザクション管理とは全く異なります。

解くときのポイント

トランザクション=「一連の処理を一つの塊として扱い、全成功→コミット、途中失敗→ロールバックするAtomic処理単位」。レプリケーション(DB複製)、ジャーナリング(操作ログ)、インデックス(索引)との違いを整理しましょう。