この概念が出た関連問題

この試験の対策ガイド

ITパスポート試験 対策ガイド

合格率・勉強法・参考書の選び方をまとめています

見る →
答えと解説を見る(先に解くのがおすすめ)

正解は ア

解説

内部統制における「職務分離とけん制(相互チェック)」の概念問題です。けん制(チェック・アンド・バランス)とは、ある人・部門の行為を別の人・部門が独立してチェックすることで不正・誤りを防ぐ仕組みです。選択肢aは「営業員が旅費精算書を経理部門に提出し、経理担当者が審査して経理課長が承認する」という流れで、異なる部門間の相互チェックが実現されており、日常的なけん制の例として最も適切です。単に上司が承認するだけでは同一部門内での確認であり、独立したけん制にはなりません。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
「営業員が精算し上長が承認、経理は承認済みなので支払う」は、経理部門が内容の審査を行わずに支払いを行っており、けん制が機能していません。承認済みという事実だけで支払うと、虚偽の経費申請があっても検知できない可能性があります。
選択肢 ウ
「出張事前申請・承認後に旅行会社に依頼」は事前の承認プロセスですが、実際に使用した旅費の事後確認・けん制が含まれていません。事前承認と事後の支出審査の両方が揃って内部統制のけん制が機能します。
選択肢 エ
「監査人がサンプリングで確認」は内部監査(定期的・後付けのチェック)であり、「日常的に実施している」けん制とは異なります。日常的なけん制は業務プロセスの中に組み込まれた継続的な相互チェックを指します。

解くときのポイント

けん制(相互チェック)の要件:①異なる部門・担当者が独立してチェック②日常的・継続的に実施③処理者と承認者が分離している。「経理が審査・承認する」プロセスが典型的なけん制の例。