正解は エ
BCP(事業継続計画)の策定・運用に関する問題です。BCP は、自然災害・大火災・システム障害・サイバー攻撃などの不測の事態が発生しても、重要な事業を中断させない、または中断しても可能な限り短時間で復旧させるための方針・体制・手順を定めた計画です。BCP で検討すべきリスクは自然災害に限定されません。情報システムの機器故障、マルウェア感染などのサイバー攻撃、感染症の流行、取引先の被災なども事業を中断させる要因であり、これらも検討範囲に含めるのが適切です。エが正解です。BCP 策定の基本は、①重要業務の特定(ビジネスインパクト分析: BIA)、②目標復旧時間(RTO)等の設定、③事業を中断させ得るあらゆるリスクの洗い出し、④代替手段・復旧手順の整備、⑤全従業員への周知と訓練、というステップです。試験では「検討範囲を広く取る」「全員に周知する」「重要度に基づき優先順位付けする」が適切な記述、「〜だけに限定する」「一部の人だけに周知する」が不適切な記述になる、というパターンが定番です。
BCP 問題の判定基準: 「範囲は広く(災害以外も・取引先も)」「周知は全員に」「優先順位は事業影響度(BIA)で」。「〜だけ」「〜に限定」という限定表現が出たら誤りを疑う。