正解は ア
システムテストの監査に関する問題です。システム監査人がシステムテスト(総合テスト)の妥当性を確認する際のチェックポイントとして最も適切なのは、テストケースが網羅的に想定されていることです。システムテストは要件定義で定めた機能・性能が満たされているかを最終的に確認する工程であり、テストケースに漏れがあれば、検証されないまま本番稼働する機能が生じてしまいます。したがって、要件に対してテストケースが網羅的に設計されているかどうかは、テストの品質を左右する最重要の確認項目です。アが正解です。他の選択肢は一見もっともらしい記述ですが、いずれも「だけ」「実際の業務環境で」といった不適切な限定や条件を含んでいます。監査の問題では、責任の偏り(一方の関係者だけで承認・実施)や、本番環境への影響リスク(業務が行われている環境でのテスト)といった内部統制上の欠陥を見抜けるかが問われます。記述の中の限定表現に注目して、統制として適切かを判断する読み方を身につけましょう。
監査問題は「だけ」「実際に業務が行われている環境で」などの限定・危険表現に注目。テストケースの網羅性確認は監査の定番チェックポイント、本番環境でのテストと一方だけの承認・実施は不備パターン。