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正解は ア

解説

特性要因図における要素間の関係を問う問題です。特性要因図は、ある結果(特性)に対して、その原因となる要因を魚の骨のような形で体系的に整理する図で、フィッシュボーンチャートとも呼ばれます。背骨の先端に「特性(結果)」を置き、そこに向かって大骨・中骨・小骨として「要因(原因)」を矢印で書き込んでいきます。矢印は要因から特性へ、すなわち「原因」から「結果」へ向かって描かれます。図において、aに向かって矢印が伸びている先にbがある(bがaを指している)という関係は、bがaを引き起こす要因、すなわち「bはaの原因である」ことを表します。アが正解です。特性要因図は、品質管理(QC)の七つ道具の一つで、問題(特性)の原因を漏れなく洗い出し、要因を大分類・中分類・小分類と階層的に掘り下げて分析するのに使われます。矢印の向きが「原因→結果」を表すという基本ルールを押さえれば、図中の任意の2要素の関係を正しく読み取れます。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
「bはaの手段である」という目的-手段の関係は、特性要因図が表す関係ではありません。手段と目的の関係を体系的に整理するのは、系統図法(目的を達成する手段をツリー状に展開していく手法)などです。特性要因図の矢印が表すのは、あくまで要因(原因)と特性(結果)の因果関係であり、手段-目的の関係とは別物です。図が何を表すのかを取り違えた選択肢といえます。
選択肢 ウ
「bはaの属性である」という関係も、特性要因図が表すものではありません。属性とは、ある対象がもつ性質や特徴を指し、データの構造や分類を表す際に用いられる概念です。特性要因図は要因(原因)と特性(結果)の間の因果関係を矢印で整理する図であり、属性という静的な性質の関係を表すものではないため、この記述は当てはまりません。
選択肢 エ
「bはaの目的である」という関係は、特性要因図の矢印が示す因果関係とは異なります。仮にbがaの目的であれば、aはbを達成するための手段ということになり、これは原因-結果の関係ではありません。特性要因図の矢印は要因から特性へ向かう「原因→結果」を示すものであり、目的-手段の関係を表すものではない点を押さえましょう。

解くときのポイント

特性要因図(フィッシュボーン)は結果(特性)に対し要因(原因)を魚の骨状に整理。矢印は『原因→結果』。要因から特性へ向かう向きから、bがaを指していればbはaの原因と読む。QC七つ道具の一つ。