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正解は エ

解説

シェアリングエコノミーの概念を問う問題です。シェアリングエコノミー(共有経済)とは、個人が保有していて使っていない資産(遊休資産)を、インターネットのプラットフォームやSNSのコミュニティ機能を介して、主に個人同士で共有・貸し借りする経済の仕組みです。エの「ソーシャルメディアのコミュニティ機能などを活用して、主に個人同士で、個人が保有している遊休資産を共有したり、貸し借りしたりする仕組み」がまさにシェアリングエコノミーの説明であり、正解です。空き部屋を旅行者に貸す民泊サービス、自家用車を使った配車・ライドシェア、個人の持ち物を貸し借りするフリマ・レンタルサービスなどが代表例です。所有から利用・共有へという価値観の変化と、個人をつなぐITプラットフォームの普及が背景にあります。「個人同士」「遊休資産の共有・貸し借り」がキーワードで、他の選択肢が述べるニューエコノミー、スマートシティ、O2O・オムニチャネルといった別の概念とは、この共有・貸借という特徴で識別できます。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
ITの活用で経済全体の生産性が高まり、SCMの進展で需給ギャップが解消され、インフレなき成長が持続するという概念は、ニューエコノミー(新経済)の説明です。1990年代以降の米国経済を論じる際に用いられたマクロ経済の概念であり、個人同士で遊休資産を共有するシェアリングエコノミーとは、論じている対象のスケールが大きく異なります。
選択肢 イ
ITを用いて再生可能エネルギーや都市基盤の効率的な管理・運営を行い、生活の質を高め継続的な経済発展を実現する概念は、スマートシティの説明です。再生可能エネルギーや都市基盤の効率的な管理によって都市インフラの最適化を目指す概念であり、個人間での遊休資産の共有・貸し借りを本質とするシェアリングエコノミーとは、対象とするスケールも目的も大きく異なります。
選択肢 ウ
実店舗販売とインターネット販売を組み合わせ、それぞれの長所を生かして連携させ売上を拡大する仕組みは、O2O(Online to Offline)やオムニチャネルの説明です。販売チャネルの統合・連携に関する概念であり、個人同士が遊休資産を共有・貸借するシェアリングエコノミーとは、扱うテーマがまったく異なります。

解くときのポイント

シェアリングエコノミー=個人が保有する遊休資産を、ITプラットフォームを介して主に個人同士で共有・貸借する仕組み(民泊・ライドシェア等)。「個人同士」「遊休資産の共有」がキーワード。