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正解は イ

解説

ビッグデータ活用事例を「フィードバック先(顧客全体か顧客個々か)」と「反映タイミング(一定期間ごとか即時か)」の2軸で分類する問題です。表のdは「顧客個々 × 即時」、すなわち分析結果を特定の個人に向けて、リアルタイムにフィードバックする事例です。イの「会員登録をした来店客のスマートフォンから得られる位置データと購買履歴データを基に、近くの売場にある推奨商品をスマートフォンに表示する」は、その来店客個人に対して(顧客個々)、来店中のいまこの瞬間に(即時)、推奨商品を提示する事例なので、dに該当します。イが正解です。2軸分類の問題は、各選択肢について「誰に向けたフィードバックか(全体か個々か)」と「いつ反映するか(後でまとめてか、その場で即座にか)」を一つずつ判定して表の位置を特定するのが確実です。本問では、スマホへの個別・リアルタイム表示という記述から、顧客個々かつ即時のdに位置づけられると判断できます。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
会員カードで収集した購買データから一人一人の嗜好を分析し、前月の購買額に応じて翌月のクーポンを発行する事例は、顧客個々へのフィードバックですが、反映タイミングが「翌月」と一定期間ごとです。したがって「顧客個々 × 一定期間ごと」に当たり、表のcに該当します。フィードバック先は合っていますが、即時ではない点でdとは異なります。
選択肢 ウ
系列店の過去数年分のPOSデータから月ごとの売れ筋ランキングを抽出し、店内ディスプレイに表示する事例は、特定個人ではなく来店客全体に向けた表示であり、月ごとの集計という一定期間ごとの反映です。したがって「顧客全体 × 一定期間ごと」の表のaに該当します。フィードバック先もタイミングもdとは異なります。
選択肢 エ
走行中の自動車から位置・速度データを収集・分析し、各道路の混雑状況をWebサイトに公開する事例は、特定個人ではなく不特定多数(顧客全体)に向けた公開であり、現在の混雑をリアルタイムに反映する即時の事例です。したがって「顧客全体 × 即時」の表のbに該当します。即時という点は合っていますが、フィードバック先が個々ではなく全体である点でdとは異なります。

解くときのポイント

2軸分類は各事例を「誰に(全体/個々)」「いつ(一定期間ごと/即時)」で1つずつ判定。dは『顧客個々×即時』なので、個人のスマホへその場で表示する事例(イ)が該当する。