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正解は エ

解説

半導体メモリの記憶素子の違いを問う定番問題です。SRAM(Static RAM)は、メモリセルにフリップフロップ回路を使用しており、電源が供給されている限り記憶内容を保持し続けます。リフレッシュ(再書込み)動作が不要で高速にアクセスできるため、CPUのキャッシュメモリに使われます。ただし1ビットあたりのトランジスタ数が多く、集積度を上げにくいため容量当たりの単価は高くなります。正解はエです。対照的に、DRAM(Dynamic RAM)はコンデンサに電荷を蓄える方式で記憶し、電荷が自然に放電してしまうため定期的なリフレッシュが必要です。構造が単純で大容量化・低価格化しやすく、主記憶に使われます。「SRAM=フリップフロップ=高速・高価=キャッシュ用」「DRAM=コンデンサ=リフレッシュ必要・安価=主記憶用」という対比は午前試験の超頻出パターンであり、どちらの特徴を問われても答えられるよう必ずセットで覚えておきましょう。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
DRAMは、コンデンサに電荷を蓄えることで1ビットを記憶する方式です。フリップフロップは使いません。コンデンサの電荷は時間とともに漏れて失われるため、数ミリ秒ごとに内容を読み出して書き戻すリフレッシュ動作が必須です。素子構造が単純で集積度を高めやすいため、大容量が求められる主記憶用のメモリとして使われます。
選択肢 イ
EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)は、電気的に書換え可能な不揮発性メモリで、浮遊ゲートに電荷を閉じ込める方式で記憶します。電源を切っても内容が消えない点がRAM系と根本的に異なります。フラッシュメモリはこの技術の発展形です。フリップフロップによる揮発性の高速記憶とは仕組みも用途も別物です。
選択肢 ウ
SDRAM(Synchronous DRAM)は、システムバスのクロックに同期して動作するDRAMの一種です。記憶素子はあくまでDRAMと同じコンデンサ方式であり、リフレッシュも必要です。名前に「S」が付いていてもSRAMとは無関係で、Synchronous(同期式)の頭文字です。紛らわしい名前で誤答を誘う典型的なダミー選択肢なので注意しましょう。

解くときのポイント

SRAM=フリップフロップ・リフレッシュ不要・高速高価・キャッシュ用、DRAM=コンデンサ・リフレッシュ必要・安価大容量・主記憶用。SDRAMのSは「同期式」でSRAMとは別物。